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パーソナル文化研究所・空琉館の情報誌的ウエブログです。


by konlon

楽しきNew Yearへ

2010年の年明けからもう20日以上たってしまいましたが(旧正月までには間に合うと思いますが)、明けましておめでとうございます。
昨年の漢字一文字は、”新”でしたが、今年は21世紀最初の十年目の最終年。その”新”しい世界の第一歩を着実に踏み出して、永久(とこしえ)にまで残る足跡をこの世界に刻まれることを願っています。しかし、”新”時代の始まりが、暴力と破壊、そして消失で始まってはならないことを肝に銘じておきたいものです。心の隙間に忍び寄る、カタルシスや闇、犠牲といった、他社の不幸を肯定するような誘惑との闘いがもっと大事になるでしょう。私たちは真の幸せを、この”新”時代において感じ取るために、自分自身でよく知り、よく考え、よく行動していくことが、日常の課題となります。

さて、この『空琉館通信』は、この世界の面白い事、愉快な事、でも他人が不幸にならない事を追い求め、各種多様の情報を可能な限り発信していきたいと考えております。どうぞご期待ください。
# by konlon | 2010-01-22 12:54
そういえばあずまきよひこ氏の『あずまんが大王』誕生10周年記念で、『大阪万博』と言うものがリリースされ、その内容はグッズ紹介とトリビュート作品集で構成されているという。さて、09年11月は富沢ひとし氏作のマンガ・『エイリアン9』の単行本第三巻が発売され、全三巻完結してからちょうど10年が経過した。『エイリアン9』(以後、『A9』)10周年記念企画を考えた者としては、『大阪万博を』も意識しながらも『A9』の関連情報を私の管見にあるものだけでも紹介してみたいと思う。ここでは、ネットや書籍において、ある程度まとまった形になっている、テキスト中心のレビューや評論系の記事についての情報を紹介してみることにする。

●インターネット上の記事

(現在アクセス可能なものです。参考資料としての紹介という点を考慮して、リンクは無し。コンピュータ系のトラブル対策のため、アドレスの頭に付く”http”を略します)

伊藤剛 「TINAMIX REVIEW 『エイリアン9』論」 『TINAMIXレビュー』所収 2000年6月(://www.tinami.com/x/review/03/)
*作中の表現から、”マンガ”としてのA9の特徴を解析。初期のA9考察の傑作であり、標準的テキストといえるであろう。
 
キドマリ トリオ 「僕たちは演者としてこの舞台に引っ張り上げられる
~富沢ひとし『プロペラ天国』小論~」 『TINAMIXレビュー』所収 2002年2月
(://www.tinami.com/x/review/13/)

喜多亘 「富沢ひとし エイリアン9とミルククローゼットを綜合してエイリアン、サイボーグ、誤配可能性宇宙」
うみHP・『しっぽ番長』掲載
*「サイボーグ」をキーワードにして、A9などの富沢作品における「エイリアン」について考察。
(://www2.nasuinfo.or.jp/userhome/miura/ronbun01.html)

ゆざいちょ 「~エイリアン9研究レポート+α?~ 」 ゆざいちょHP・『遊財町』内ページ
(://yuzaityo.gozaru.jp/main/A9.html)

kongdra(空・ドラ) 「エイリアン9」、「エイリアン9レビュー2」、「『エイリアン9』レビュー EX・A9イメージ曲」、「『エイリアン9』レビューEX2・『エイリアン9』の魅力を伝えたい!」
kongdraブログ・『空琉館通信』内記事
(://kondra.exblog.jp/8160244/)
(://kondra.exblog.jp/8178474/)
(://kondra.exblog.jp/8355390/)
(://kondra.exblog.jp/8547956/)

(参考)ネットラジオ
ネム 「マンガラジオ夜話」 
*B級ホラー映画的側面についてのトークを含んでいる
(「マンガラジオ夜話」 サイト内「音源」ページに音声データあり)
(://mangaradioyawa.web.fc2.com/)

●書籍

○作品の紹介や考察について

村上隆 『SUPER FLAT』:作品コマ紹介、レビュー 
2000年4月、マドラ出版

『広告』2000年7・8月合併号掲載・「漫画「エイリアン9」にみる身体性および人格の分割可能性をめぐって」:作品についての対談 斉藤環/伊藤剛
2000年7月、博報堂  

『まんりきのエイリアン9読本 ゆりちゃんと なつやすみのドリル』 (まんりき個人誌・失われたまんりき王朝) :作品内容の考察
まんりき 2002年8月、まんりき王朝
*学校教育を通じた、世界における自分と他者との関わり合いという視点で作品をとらえており、A9考察ものでは、グレードが高いものの一つと思われる。

○インタビュー系中心

『半端マニア六号』(同人誌) 作者インタビュー(インタビュアー名表記なし):レビュー(渡辺遼一)
2000年頃、半端マニア製作委員会

『Quick Japan 30号』 特集「世界ノ見方ハ一ツデハナイ 『エイリアン9』ヲ対策セヨ」:作者インタビュー(足立守正):識者によるコメント(伊藤剛取材・文 )2000年4月、太田出版
*当時の担当が同席しており、後のOVA製作をほのめかす発言が見られた。

『コミック・ファン』10号:作者インタビュー(竹内哲夫) 2000年12月、雑草社
# by konlon | 2009-11-01 18:07 | A9十周年
富沢ひとし先生作のマンガである『エイリアン9』および同作品のアニメ版、あるいは富沢先生の作品のファンサイトを紹介していたサイト・「エイリアン9プラネット」が09年10月16日を以って閉鎖される事となった。『A9』がマンガ読み達の間で話題になった頃に、内容の濃いサイトが相当数出現したが、その後、消滅や縮小などを経ているとはいえ「エイリアン9プラネット」を見る限り、相当な数が揃っていたように感じられた。「エイリアン9プラネット」には、現在存在する『エイリアン9』(以後『A9』)のファンサイトへのリンクが集められていて、『A9』や富沢作品のファンたちがネット上で楽しむための案内役となっていただけに残念な事だと思う。そこで、『A9』や富沢作品に感心を持っている方たちの参考として、現在当方で存在が確認される『A9』や富沢作品ファンの持つサイトやブログを以下に挙げてみる事にする。『A9』のファンサイトの特徴としては、『A9』がマンガ読みたちの間で話題になり、OVAが製作された'99~'01年あたりがファンサイト開設の、最初のピークであると考えられ、ファンたちが『A9』の設定を用いて、独自でエイリアン対策係を立ち上げた「ぱらきゅう」の発表が一つの傾向であった。現在もその当時に開設されたいくつかのサイトが、アクセス可能となっているので、『A9』や富沢作品に興味を持たれたら一度訪ねてみるのも楽しみであろう。
(サイトによっては、現在は更新が停滞あるいは閲覧不能ですが、以前にまとまった形でのファンコンテンツを有していたものも含まれていますので、その点はご了承ください)


 まずは原作者
富沢ひとし先生HP・「Flog StarShip

 ぱらきゅう関連を現在含むサイト

デュマ:「迷子のモグラHP」(残念ながら現在アクセス不能 2010,05,22)

雅(みやび)&芳岡一之:「東横うにうに」

ラヂオヘッド:「第9小学校

ゆざいちょ:「遊財町

うみ:「しっぽ番長

ぽぽ:「ないん開拓記

HTTP Error 301:「Page moved permanently」(残念ながら現在アクセス不能 2012,09,09)

JIN:「KIR ROYAL

 A9/富沢作品ファン画像系サイト

タカミ:「小惑星の隅で

k5:「A9-activity

みなみ:「こどものラクガキ帳」(現pixiv移動

デズモンド:「まんまる日和

蛸山 涼: 「 タコブネ芸術館新館

39(ミック):「39番地仮設地

wabill:「完全宇宙」(残念ながら現在アクセス不能 2010,06,06)

ゆう:「ぷらすてぃか」(残念ながら現在アクセス不能 2010,06,06)

 テキスト、レビュー系主体

カルネアデス:「カルネデアスの頁

まんりき:「まんりきの積ん録アニメ大王
# by konlon | 2009-10-19 00:00 | マンガ
昨年の2008年は、富沢ひとし先生作・『エイリアン9』の連載が開始されてから10年、今年2009年は連載終了&単行本最終巻(第3巻)発売からちょうど10年が経過しました。富沢先生および個性派マンガを応援する私としましては、10周年という節目を祝うことで、作品の魅力と感動を分かち合うとともにより多くの人々に伝えていきたいと思い、『エイリアン9』(以後A9)誕生10周年記念として、A9や富沢作品、SFマンガファン達の参加型企画を立ち上げてみました。サイトやブログを持っている方を対象に『A9』に魅力を感じた方たちの「想い」をこの『空琉館通信』にて発表したいと考えております。

企画名は「A9-Decade」。サイトのあるファンたちのA9へのありったけの想いをこの場にてご披露ください。連載第一話をリアルタイムで触れたツワモノからアニメ版DVD発売でA9を知った者、最近ファンになったというような新人まで、A9に関心の有る方ならどなたでも参加可能、作品形態は、イラストやマンガ、小説、レビュー等なんでも、A910周年をリスペクトするためのものなら、どんな形態で構いません。題材は本家A9の三人娘はもちろん、アニメ版や『エミュレイターズ』、オリジナルのエイリアン対策係でも「エイリアン対策係」を題材にした作品なら何でもOKです。もちろん応募者自作のものに限ります(MADは難しいなァ~)。画像やMAD系の参加が予想されますので、こちらでリンク集を用意させていただき、そこから各作品掲載サイトへのリンクということになります。どうぞよろしくお願いいたします。参加表明の第一期限は99年11月頃に3巻が発売されていることから、10月下旬25日頃まで。リンク集設置は11月第1週の予定です。参加表明のご報告後、リンク集設置前後の間に作品掲載ページを各自のサイト上にご用意ください。リンク集設置後も本年度までは、延長応募の受け付けを考えています。最終締め切りは12月25日とさせていただきますのでご了承ください。
追記(2009.10.24):
第二回参加受付は10月30日から12月25日までとします。この期限までに作品を自分のサイトにアップして下記のメールアドレスやコメント宛にご報告下さい。

参加表明応募先はメールアドレス:konlon●excite.co.jp(●を@に変換)またはこちらのブログにコメント可能な場合はコメントで。参加表明および応募作品の簡単な紹介、掲載ホームページまたはブログなどのアドレスのご報告をお願いいたします。『A9』ファンたちによる10周年記念の力作傑作お待ちしています。

追記:
日付の8月24日は、『ヤングチャンピオン』でエイリアン9の最終回が発表されたのが8月の最終週だったと記憶しているので、記念にふさわしいと思い8月の最終週に設定させていただきました。ご了承ください。

*2009.12.15追加:
 参加受付を延長します!2009年度卒業式にあわせて、第三回参加受付の最終締め切りを2010年3月25日まで延長します。A9愛のこもった作品で、10周年と新たな旅立ちをお祝いしましょう。

*2010.02.25追加:
 参加受付締め切り間近です!3月25日少し過ぎても受付OKとしますので、あせらずご製作・ご発表ください。それでも数が増えない場合は、エミュレイターズ設定適用で、10年5月上旬までの延長も検討しています。

*2010.03.25追加
 第三回締め切り日の3月25日になりましたが、少し過ぎても作品の受付はOKとしますので、ご製作・ご発表はあせらずに。参加表明がいまだ少ないようですので、エミュレイターズ設定の適用で、入学シーズンから連休までの期間に合わせて、2010年5月上旬までの作品応募の延長をいたします。作品愛のこもった傑作を心持ちしています。
# by konlon | 2009-08-24 00:00 | A9十周年