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by konlon

『エイリアン9』誕生10周年についてのイロイロ


『エイリアン9』誕生10周年についてのイロイロ

    ●kongdra(空・ドラ)

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昨年の6月は、1998年6月に富沢ひとし作『エイリアン9』が『ヤングチャンピオン』に連載されてちょうど10年目であった。このことから、ささやかながらもこのブログにおいて『エイリアン9』誕生10周年企画として、単行本化された作品の内容紹介とレビューを掲載させていただいた。その後、エイリアン9や富沢作品の関連のファンサイトやブログでも何か10周年記念の企画が出てきてもいいかなと思っていたのだが、今のところ目立った動きがないのが少々残念に感じる。独特の作品イメージからくるある種のマニアック性からか、多少抑え気味になってしまうのだろうか…。マンガの連載は1999年8月までなので、まだ少しは間に合うだろうから、今年の8月あたりまでに何か動きがあれば、ファンとしても嬉しいと思うのだが。6月に出た『カオスアニメ大全』でアニメ(OVA)版『エイリアン9』が紹介されていたが、そこでは原作に由来する『エイリアン9』(以下『A9』)の作品に漂うアンビエントイメージに見られる、「少女」に対する「好み」というものの一型式に焦点を置いており、アニメ版における、『A9』の原作イメージの増補強化という面がクローズアップされている。しかし、これは『A9』に対する見解の一つでしかなく、連載や単行本、アニメ版、あるいはファンサイトなどのさまざまなメディアで『A9』に接して魅力を感じた者一人一人が作品から「何か」を感じ、影響を受けているはずである。単行本(YCコミックス3巻本版)1巻カバーの「世界ノ見方は一つDEはない」にもあるように、読者ごとの『A9』観は(好意的にしても否定的にしても。ファンにとっては、できれば好意的なものであって欲しいのは人情だけど…)多種多様であるはずである。既存のレビューに左右されず、本当に好きと思うなら自分で考え、よく行動していきたいものである。
 私も8月末までに、もう少し何かできればいいかなと思っているこの頃。

(そんな事で、『エイリアン9』10周年記念企画を考えてみました。
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by konlon | 2009-07-15 23:42 | マンガ